「こそあど言葉」の扱いに注意しよう

プロのライターが文章を書く際に気をつけた方が良いのは「こそあど言葉」の扱いです。いわゆる「指示語」です。

これ・それ・あれ・どれ

この・その・あの・どの

ここ・そこ・あそこ・どこ

こちら・そちら・あちら・どちら

 

便利なので、ついつい使いたくなりますよね。

 

使うことはダメだとは言いません。

「こそあど言葉」を全く使わずに長文を書くのは不可能だと私は思います。

 

しかし、使うときはぜひ意識していただきたいです。

 

文中に「それ」があると、読み手は「『それ』ってどれを指しているの?」と読み返してしまいます。読み返すことは、読み手にとって、ストレスになります。

 

できるだけ、最初から最後までつっかえることなくスムーズに読めるよう「こそあど言葉」は控えた方が良いでしょう。

 

ただ、「こそあど言葉」を使っても大丈夫なケースがあります。

指示語が指している言葉が直前にあって、「それ」や「これ」の意味がすぐに分かるであろうとき。かつ、「こそあど言葉」を使わないと、くどくなるときです。

たとえばこんな文章です。

【例文1】

初めて見た日本海の荒波。
それは、予想していた以上に激しいものでした。

 

【例文2】
最近発売されたばかりの美白化粧品○○。
これは今、弊社が最もおすすめしている商品です。

 

 

【例文1】の文章で「それ」を「日本海の荒波」と繰り返すと、しつこくなってしまいます。

同様に【例文2】の文章でも、美白化粧品の商品名を繰り返すと宣伝色の強すぎる印象になります。特に固有名詞を連呼すると、選挙演説のような印象になりがちです。

 

私は文章を書くとき、こそあど言葉を無意識で使いそうになったら、一旦、手を止めます。

「『この人』以外に伝わりやすい表現はないかな?そうだ、『彼』と置き換えよう。」といった形で、こそあど言葉に代わる分かりやすい表現を使います。

 

読ませる文章を書くために最も大切なことは「分かりやすさ」です。

読者さんが途中で止まって考え込むことなく、スラスラと分かりやすく読める文章を心がけてください。

 

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